駅前西口開発における意見交換会に参加しました

2018年5月19日(土)10時より、敦賀市のこどもの国にて開催された「駅前西口開発における意見交換会」に参加してきました。

普段こういう形式のものには専門家やそれを主に活動している団体の長などが呼ばれるのですが、今回、ご縁があってお誘いいただきました。

ただ、対象者が「子育て中の人」ということでしたので、内心(子育ては終わってしまっているけれど参加していいのかな)と思いながらでした。

とはいえ、数年前までは現役の子育て世代だったということを思い出しながらその場にいることにしました。

感想としては、「今も昔も変わらないところと変わったところがある」ということが一番大きかったです。

というのも、わたしが子育て現役のころと同じようなことを不満に思ったり、もっとこうなればいいのにと思ったりしていたことが、いま現役の子育て世代も感じているということ。

つまり、時が経過してもそのあたりは改善されていないのかもしれないなと感じたことがいくつかありました。たとえば、トイレの問題。子どもが使いやすいトイレになったなと思って見ていたのですが、まだまだ改善の余地があるということ。トイレに子どものおむつを替える場所はできたけれど、おむつってパンツタイプがあるらしく、立ってパンツタイプのおむつを替えることがあるそうで。ベットのようなものであれば対応できるけれど、個室しかないトイレの場合、子どもを立たせてパンツタイプのおむつを履き替えさせるというのは難しいそうだ。

まず、パンツタイプのおむつというのを知らなかったし、確かに個室でそれをしようとすると狭いかもしれないと想像できた。

それから、天候が悪いと子どもを連れていけるところが少ないらしい。確かにどこに連れていくと言われればショッピングセンターか図書館しかなかったかもしれない。それは今も昔も変わらないんだなと。

駅前西口にどんなものが建ち上がるのか分からないけれど、大きなお金を使って新築するのであれば今の子ども世代が大人になる20年後に「なんでこんなものを作ったのか」と思われるようなお荷物状態のハコものだけにはならないでほしい。

いくらハードを整えても、そこでどうこうするという仕掛け人であったり、ある程度の余裕のようなものであったりがないと一過性のものしか建ち上がらないのであろうか。もしかしたら、子どもたちのためにという考えではなく、今目の前にいる子どもたちが大人になったときにどんな場所に住んで、どんな暮らしをしていてほしいのか。そんな視点もあるといいのかも思った。

大きなものを呼び込む、集客を目的とするならそれも一理だが、ずっと使っていくのは市民。ずっと使い続けられる施設を建設してほしいなと。

ディスカッションもあってなかなかの盛り上がりを見せておりましたが、さて、今日のお話の中身がどんなふうに反映されるのか、フィードバックを楽しみにしようと思う。

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